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ゆらゆら/yurayura swing bag
ふらっと立ち寄った古裂屋さんで出会った、布。
年月を経たのだろう、深くなった色、所々褪せた色。
糸の力強さに、ゆらゆらと空気を含んだような織り。
鞄にしよう。そう思って購入し、家に帰って洗っておいた。
夏至も近づく6月のある日、ふと思い立って箪笥からあの布を引っ張り出す。
眩しく照りつける太陽の光と暑さに、軽やかなバックを身につけたくなった。
そういえば昔綯ってあったからむしの縄もある。
組み合わせてみよう。
型紙も何もなく、折って合わせて縫ってみて、
気に入らなければ解いて縫い直す。
ああでもないこうでもないと、からむし糸でひと針、ひと針。
解いても布を傷めにくいのが、手縫いのいいところ。
最後に落ち着いたのが、この形。
シンプルに半分に折って両脇を縫い合わせ、
空き口を折り曲げて蓋にする。
縄は長さ調節をできるように完全に固定はしない。
布端のほつれたところは切ったけれど、
ほとんど鋏を入れずにできたこの大きさ、形。
出会ったそのままを活かした、偶然の巡り合わせ。
さあ、水筒入れて手拭い入れて、山へ散策に行こう。





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